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世界の中心であるという世界観を打ち壊す

思想哲学・思索
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その昔、西洋の中世では、海の果ては地面が断絶しており、海水がそこから下へ滝のように流れ落ちていると考えられていました。つまり、世界の果てがあったのです。

ところが、人類で初めてマゼラン一行が、地球を一周してしまいます。ずっと同じ方向に進んでいけば、いつか同じ地点に戻ってくる、即ち、地球は球体である。こんなこと誰が的確に推測できたでしょうか。普通重力というものは真下に向かって作用するものであって、まさか地球という球体に吸い寄せられているとは思わないでしょう。

これで(地軸など考慮しなければ)、地上には中心点など存在しないことになります。どの地点も平等に世界の中心であり、また世界の片隅であるとも言えるのです。

僕はこのことを、生命哲学的に奥深いものであり、宇宙全体として見ても意義深いものであると捉えています。

また、宇宙に関しても、昔の西洋では、地球を中心に太陽などの他の天体が公転していると考えられていました。これに異を唱えれば断罪されてしまいました。しかし、実際はそうではなかった。太陽系は太陽を中心に、地球を含む惑星が公転しており、更にグローバルな視点で見れば、太陽系自体も銀河系(天の川銀河)の中で公転しています。

天の川

こう見ていくと、「ここが世界の中心である」という所など、どこにもないということが分かります。世界のどこでも世界の中心であり、また世界の中心ではないのです

自分の立っている視点から世界を見ると、まるで自分が世界の中心であるかのように感じてしまうものです。しかし、その考え方は自分が頂点であり、自分以外のものは格下であるといったような傲慢な人間性を生む危険性があります。すなわち、これまで見てきたような「自分の居場所が世界の中心論」を打ち壊すことは、同時に自分が中心ではなく、自他ともに、また環境も含めて、すべてが縁しあって共存しているのだという平等な生命的価値観を打ち立ててくれます。

宇宙について思いを巡らし、宇宙研究を続けていくことは、決して外側の探究だけでなく、人間の内側の世界の探究にも繋がっていくのだと再確認して、これからも知的好奇心を満たしていきたいと思います。

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