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うつ病に対する家族の無理解とどう立ち向かうか

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目に見えない病気はなかなか理解を得られない

精神病はなかなか周囲の人からの理解を得られないものです。同じくうつ病などの精神病を経験した人なら、ある程度はわかってもらえるとは思いますが、そうでない人からすれば、精神病は目に見えない病気であり、ともすれば「うつ病は甘えだ」「薬を飲んでいるから体調を悪くするんだ」と思われてしまうんですよね…。同じく精神病を抱えている人なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

そして、特にそれが一緒に生活している家族となると本当に厄介なんですよね。うつ病の場合、理解してもらえないことで苦しむと、自分はこれだけ苦しんでいるんだとわかってもらいたいアピールから、自傷行為や、自殺などを実行してしまう可能性もあります。こういった状況にどう立ち向かえばいいでしょうか。

なるべく正直に症状を訴えて理解してもらう

例えば体のだるさであるとか絶望感とか、体が鉛のように重くて思うように動かないとか、そういった症状を具体的に家族に説明することで、目に見えない病気とはいえ、そういった具体的な症状があるんだと理解してもらう必要性はあるのではないでしょうか。うつ病って気分の問題だけでなく、体にも明確な症状が出てくるんですよね。それをしっかり話して理解してもらうという必要性はあると思います。(希死念慮に関しては、言うべきかどうか難しいところです。基本的にはあまり言わない方がいいでしょう。どうしても理解してくれない時の最後の切り札として言うのはありかと思います。僕もいい加減腹が立って、口論の中で希死念慮があることを告白しました)

ただ、それでも聞く耳を持ってくれない家族もいると思います。「しんどいのは俺も同じだ」とか「そんなの頑張れば何とかなるだろう」とか言われたりすることもあるかもしれません。話してもどうしても理解してくれない場合はもう諦めるしかないかもしれませんね。自分の中で「必ずいつか治してみせる」と固く決意するしかないでしょう。そういう苦悩を乗り越えていくことも、人生をより味わい深いものにしてくれるものの一つでもあると僕は捉えています。

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同じような状況の仲間を見つけて励まし合う

今はSNS等、自分と同じような状況の人と繋がる方法が充実しています。僕が主に用いているのは、Twitterです。Twitterを通して自分と同じうつ病の人と繋がってお互い励ましあって前に進んでいます。同じような苦しみを抱えている人と話し合うことは、非常に心を軽くしてくれます。たとえ家族がうつ病に無理解であったとしても、自分と同じようなことで苦しんでいる人が他にもいるんだと気付けることは、自分の心的負担を減らし、それがひいては自分のイライラ感を減らして、それによって家族に対してきつく当たってしまうことを防止できるかもしれません。

また、同じような味方がいるということは大変心強いもので、困った状況下にあるならば、相談することもできます。あるいは誰かの相談に乗ることが、逆に自分の人生を開く鍵になる可能性もあります

下手に家族に従わず、堂々と休む

家族の無理解はどうしようもない部分があると思います。理解のない家族からああしろこうしろと言われても、それが難しい場合は、自分が毅然として、休む必要があるならしっかり休む、運動をする時は運動をする、と言ったように、自分をしっかり持って自分の行動を自分で決定していく、そういう自立した姿勢に対して、家族から尊敬の念を抱かれるかもしれません。そうなれば、家族から「あれだけ毅然としているんだ、彼の言う精神病というのは本当に存在するに違いない。彼は実は想像を絶する苦しみを抱えているんだ」と理解が得られることもあるでしょう。

精神病は罹患している本人の闘いであることはもちろん、周囲の人間の闘いでもあります。「自分の家族に精神病患者がいる」という大変な状況を乗り越えることも人生における試練の一つであり、それを逆に精神病患者が励ましていく、というような視点も必要だったりするのではないでしょうか。

動ける時は積極的に家族を手伝っていく

うつ病に波がある場合、まだ比較的楽な時もあるでしょう。そういった場合は積極的に家事を手伝っていくことも必要かもしれません。僕は時間がある時は積極的に皿洗いや洗濯などに率先して取り組んでいます。そのことをよく母親から褒められます。

もちろんそうやって積極的に家事に取り組んでいくことで「なんだ、精神病ってしんどいんじゃなかったのか、動けるじゃないか」と思われることもあるかもしれません。ですが、家事を手伝ってくれるということは、他の家族からしてみれば大変ありがたいことです。そういうありがたい人の発言、すなわち「うつで苦しんでいること、うつがいかにしんどいか」という話にも耳を傾けてくれる可能性が高くなります。

障害者手帳や障害年金を申請して、経済的負担を減らす

障害者手帳は初診から6ヶ月(必ずしもそうではありません。僕の場合は転院した先ですぐに手帳発行の手続きをしてくれました)、障害年金は初診から1年6ヶ月、継続して病気を抱え続けていると、交付の申請が出来るようになります。他にも年金の納付要件など細かく条件はありますが、障害者手帳や障害年金の対象になっているなら、ぜひ申請をしてください。

僕は残念ながら年金の納付要件を満たしていなかったので、障害年金を受給することはできませんでしたが、障害者手帳は取得することができるようです(申請中)。

こういった制度を積極的に利用して、経済的負担を減らしていくことは大変重要であると思います。こういった、公的に精神病として認められ、それによって実際に経済的負担が軽くなる、というようなことが引いては、家族からの病気の理解を得るための重要な働きをするのではないかと考えます。

精神病患者の闘いであり、支援者の闘いでもある

先程も触れましたが、精神病・うつ病とは、本人の闘いでもあり、支援者の闘いでもあります。もちろん、うつ病は苦しいものです。大変な病気です。しかし、精神病患者の側が一歩深い次元に立ち、敢えて支援者の気持ちを考え、支援者を救っていく。また、自分が精神病になることで、同じように精神病を抱えた人の光になることができる。人生の味わい深さを幾重にも深くしてくれるものが精神病であり、うつ病であると思います。

私どもは「うつ病があるから人生を楽しくしてくれているんだ」と達観し、孤独な闘いではありますが、一緒に励ましあって少しずつ前に進んでいきましょう。

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