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精神科医に心気症と『誤診』された話【うつ】【診断】【過敏性腸症候群】

精神疾患
この記事は約9分で読めます。

心気症って?

心気症って知ってますか?

心気症とは、医学的な診察や検査では明らかな器質的身体疾患がないにもかかわらず、ちょっとした身体的不調に対して自分が重篤な病気にかかる(かかっている)のではないかと恐れたり、既に重篤な病気にかかってしまっているという強い思い込み(専門用語で観念と言います)にとらわれる精神疾患の一つです。

引用元:心気症 – 日本小児心身医学会

要するに「勘違い」です。

自分が重篤な病気なのではないかと思い込んでいるということです。

ただし、その思い込みにより日常生活に支障が出ます。

さて、僕は先月、結果的に過敏性腸症候群と診断されました。しかしこれを「心気症」と診断した精神科医がいました。その先生に5ヶ月ほどお世話になっていました。

今は転院して別の先生に診てもらっているのですが、2月から6月中旬まで前の病院のその先生に診てもらってました。S病院と呼ぶことにします。

その先生についてこれから批判的な内容の記事を書こうと思います。ですが、これを読んで「いや、その先生は間違っていない」と思われた方がいらっしゃったら教えてほしいなとは思います。

激しい腹痛と吐き気から心気症との診断

2月1日から今の障害者雇用の仕事に就きました。色々と不安が強かったのですが、割とうまく仕事を続けることができました。

2ヶ月くらい経った時にはかなり慣れて、毎日ゆるく仕事しては、終わってお笑いの動画を観てたことを覚えています。

しかし、2ヶ月から3ヶ月くらい経った時期から急激に腹痛に襲われるようになりました。腹痛と言っても、食あたりの時のような気持ち悪い感じではなくて、筋肉痛に近いような感覚でした。

お腹が膨張してズキズキ痛むような感じです。

最初はお腹ではなく背中の痛みでした。

詳しくはこちらの記事を読んでいただければ幸いです(過敏性腸症候群について(数ヶ月腹痛と吐き気が治らない人必見))

それで、心療内科には通っていましたが、それとは別に内科を転々として診てもらっていました。

最初は精神病とは別の病気だと考えていたからです。

しかしいくら検査をしても異常が見当たらないので、心療内科の方でも話を聞いてみようと思いました、S病院の話です。

診察の時に「お腹が痛く、吐き気もあり、そのせいで眠れず、内科でも異常がないと言われる」との旨を先生に伝えると…

「○○さん、それはね、我々の世界では心気症と言うんですよ」

とキッパリ言われました。

なんだそれ、と思ってよく聞くと、「あなたが病気だと思い込んでいるだけなんですよ」とのこと。

病気だと思い込んでる??確かに内科では異常が見つからなかったが…しかし…実際めちゃくちゃ苦しいぞ?この吐き気と腹痛はなんだ…?

と思って「でも、じゃあこの症状はどうすればいいんですか?」と聞きました。

すると、先生は「吐き気とおっしゃいますが、どの程度ですか?実際に吐きましたか?」と聞きました。

実際には吐いていませんでした。そこまで吐き気が強くなかったことと、僕は死んでも吐きたくないので(それくらい嘔吐が嫌いなので)、なんとしても我慢してました。

それを伝えると「そうですよね」と得意気な顔。「それは吐き気のうちに入らないんですよ」と、言葉は違ったかもしれませんが、そんな感じのことを言われました。この時点でかなりショックでした。

腹痛や、ひどく続いていためまいに関しても「どの程度ですか?その程度でしょ」のような感じで言及。「めまいっていうのは僕たちの世界では実際倒れてしまうようなものを言うんです。あなたのはめまいのうちに入りません」

そして、僕のお薬手帳を見て、「こういう薬を処方されているということは、実際大した症状ではないということです。症状を訴えられたから一応お薬を出しておこうということで出されたようなお薬です、これは」と言われました。

どんどん丸め込まれて「え、でも実際苦しいのにどうしたらいいの…??」という疑問ももう反論してはいけないような空気になりました。

しかし、どうしても納得がいかないのと、仕事が苦しすぎたので、「仕事は続けるべきでしょうか?」と聞くと、

「それはあなた次第です。そこを乗り越えるかどうかです、仕事のストレスで体調が悪くなるということは誰でもあることです。それが乗り越えられないなら辞めればいいでしょう」という、なんというかあなたが弱いのが悪いのであって、みんなそれを乗り越えてきている、それが無理なら仕事を辞めろ、というそんな感じでした。

そうか…思い込みなのか…じゃあ思い込まなくなれば治るのか……え…でもどちらかと言えば俺はその心気症という「なんとしても何らかの病気だと診断してほしい」というよりは「無事であってほしい。なんの症状もなく健康であってほしい」と思っているぞ…?なんかおかしい。

そう思いました。

で、そのあともいくつか質問したのですが明らかに先生がイライラしてるのがわかりました。

僕はせめて何か漢方薬の一つでも処方してほしいと思いました。対症療法でも良いから、とにかくこの症状を抑えてほしいと思いました。医者ならせめてそれくらいのことはしてほしいと思いました。

まぁ内科でも薬は処方されていたわけですが、全然症状は良くならなかったので、必死でした。

何か原因があったはずと思い、そう言えばと思い出して、背中が痛くなり始めた頃、Twitterでの悪口に心を深く痛めていたことを思い出しました。

僕のことをひどく侮辱している陰口をTwitterで発見してしまったのです。

それで物凄く気が滅入って死ぬ思いをしていた矢先に、その体調の悪さに襲われたので、それも原因の一つだろうと思い、その話を先生にしました。

すると「じゃあそのストレスが原因ですね、ストレスで体調悪くなることはありますよ」と言われて、じゃあ思い込みではないんじゃないのか…?とかも思いましたがまぁそれは言わず。

「Twitterやめたらどうですか?」とも言われたのですが、僕にとってはTwitterは心の支えとして重要なツールになっていたので「それはちょっと難しいです」というと、鼻で笑われました。

先生のイライラはおさまらず、自分としても早めに診察を切り上げないとまずい、あとの人も待たせているから申し訳ないと思い、諦めました。

診察室を出ていく時、先生は椅子から立ち上がり、大きく舌打ちをしました。それを確認するかしないかのうちに僕は扉を閉めました。

やはり思い込みなのか…診察に時間がかかってしまった、先生にも、後の患者さんにも申し訳ないことをした、と自責の念に駆られました。

自分は病気と思い込んで診察に時間かけて、迷惑な患者だ…

とにかく落ち込みましたし、冷たい先生の態度にも心底腹が立ちました。

でも自分が悪いのかと、仕方なく切り上げました。

心気症なんだと頑張って思い込もうとするが…

それから「心気症?思い込み?勘違い?そんなわけあるか、実際こんなに苦しいのに」という思いと、「いやそれ自体が思い込みなのか、ダメだ、なんの病気でもないと思い込まなければ」という思いとの葛藤の日々でした。

実際、ちょっと外を歩くのも苦しいほどの苦しみでした。仕事は何回も休みました。常に気持ち悪いゲップが何回も出て、下痢がずっと続いていました。

でも下痢に関しても、完全に水っぽいものではなく、軽めの下痢という感じだったので、やはり病気でないんだろうかという思いを強めていました。

説明のしようのない苦しみでした。何をしてても倒れそうで、めまいがするというか、でもそのめまいもあなたのは大したことないと先生に言われましたし…

そんな感じで地獄の苦しみがずっと続きました。

それで我慢の限界が来て1ヶ月休職することになったのです。

休職中も本当にしんどかったのですが、何もしなくていい日々で自由に何度もトイレに行けるのはありがたかったし、ストレスからも解放されました。

内科を転々とした結果、過敏性腸症候群と診断される

内科を色々回って、いろんな検査を受けました。何の理由もなく内科を回ったわけではなく、もうこれ以上行かなくてもいいか、と思う度に症状が強まって、ゴールデンウィーク中にも救急外来を受け付けている病院に駆け込んだりもしました。

レントゲンも撮ったしエコーの検査もしたし(これがつらかった)、採血も2回くらいしました。

とりあえずできる限りの検査を終えて何も無ければあとは自分の気力次第だから、心気症だと思えそうだし、そこまではいこうと思いました。

それで最後にできることは胃カメラしかないなというところまでいきました。

胃カメラが怖かったので苦しくないと信頼できるところで検査してもらおうとネットで調べてまた新しい内科で診てもらいました。

そこでようやく過敏性腸症候群と診断されました。

これをネットで調べてみると、完全に自分の症状と一致していました。

しかもうつ傾向の人が過敏性腸症候群になりやすい、というところも自分は双極性障害なので一致していました。

これだ!と確信できました。本当にその内科の先生には感謝しました。

過敏性腸症候群は、やはり検査しても何も異常がない症状らしく、あらゆる検査をして身体に異常がなければ消去法的に診断されるみたいです。

僕の場合、もう2ヶ月も3ヶ月も症状が続いていたので、最初の頃は「カンピロバクターではないか」などという診断も受けていたのですが、「いや、カンピロバクターはそんなに続きません。過敏性腸症候群でしょう」とのこと。

イリボーという過敏性腸症候群の薬を飲み始めました。

それが効いたのか、かなり症状がよくなりました。

そして心療内科も変えました。前に通っていた病院にまた戻りました。その先生はすぐ漢方薬を出すことを知っていたのですが、やはり「この漢方薬が効きますよ」と漢方薬を処方してくれました。

それがさらに効いたのかどんどん良くなっていきました。めちゃくちゃ苦しかったので、本当に嬉しかったです。涙が出るほど健康がありがたかったです。

復職も1ヶ月の休職だけで果たすことができました。

心気症と診断される恐ろしさ

思えば「自分は心気症なんだ」と思い込まなければならない日々が一番つらかったです。S病院の先生には今でも腹が立ちます。

大した問診もしていないのに何がわかるんだろうと思いました。まぁたしかに僕も心気症よろしくしつこく食い下がりましたが、過敏性腸症候群だったとして、その症状を言葉で説明することはあまりにも難しかったです。

症状を言葉で説明するのは本当に難しいです。なんて言っていいのかわかりません。初診で記入する「症状」の欄にはつい多めに書いてしまいます。問診で言い忘れたり、わかってもらえなかったりするのが怖いからです。

心気症などと言われれば、私は病気と思い込んではいけないんだ、病院を転々としてはいけない、1つの病院で先生に従って疑わずに出された薬を飲む、というかそもそも病院にさえ行く必要もなくて、とにかく症状に耐えるしかないんだ、という思いに駆られます。

本当に心気症なら「あなたは心気症です」と言われることは重要でしょう。しかしそう言われたところでどうすればいいのか、よくわかりません。

今でもよくわかりません、本当は心気症だったのかもしれないし、過敏性腸症候群というのが誤診で、イリボーを飲んだらその思い込みがなくなって結果的に偽薬のような働きをして良くなったのかもしれません。

だから病院というのはもう誰が本当のことを言ってるのかよくわからなくなります。医者に対する信頼も完全に失いました。

基本的に病気というものは、自分の自然治癒力で、心を強く持って治さなければならないものなんだとはとても思います。

医者任せにする心はよくないと思います。

長くなりましたがそんな感じでした。簡単に心気症と診断されたら気をつけてください。かといって医者任せにもせず、自分の病気は自分で治す、という心を大事にしてください。そうでないと他力本願になってつらくなってしまいます。その上できちんと病院に行って治療すれば必ずよくなると思います。


追記

本記事が、Bingでの「心気症 誤診」の検索結果で第1位を獲得しました。見ていただいた方、ありがとうございます。

しかし…Googleで評価されたい。

「心気症 誤診」で検索すると、「先生は間違っている、これは誤診だ!」と間違った考え方を持つ心気症の症状だけがヒットしてしまいます。

心気症そのものが誤診である可能性を示唆する記事が全然ありません。これは問題ではないかと思います。

なのでもしよければこの記事をどこかでシェアしていただければ助かります。よろしくお願いします。

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コメント

  1. […] 大丈夫ですよー」って言われまして(今思えばこれも随分適当な返しだなと思うし、まぁ後々この先生はなかなかのヤブ医者だって分かったんですけど)(心気症だと誤診受けた話はここ)。 […]

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