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うつ病患者は弱いのではない、「希望」がないだけ

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うつ病は甘え

よくうつ病は甘えだと言われます。

うつ病になると、何をする気にもなれなくなります。毎日寝たきりになることも少なくはないでしょう。

見た目に変化はないのに、明らかにだらしないような状態になっている。客観的に見れば誰だって堕落しているように見えるでしょう。

だから、うつ病ということを言い訳に、甘えているという風に見えてしまうのは仕方ありません。

これが片足が明らかに使えなくて、松葉杖をついて歩きにくそうにしていれば誰だってそこそこの心配はしてくれるでしょう。(だから楽だと言いたいわけではありません、それは本当に辛いことです)

しかし、うつ病の辛さは目に見えないので、どうしても理解されにくいんですよね。

つまり、うつ病の事をよく知らない人がうつ病患者を見ると、何だこいつは根性なしだな、堕落していて情けない、弱いやつだ。と思うわけです。

うつ病患者は弱い?

さて、うつ病患者は弱い人なのでしょうか。

確かに現実問題と向き合おうとしません。努力しようとしません。頑張れば乗り越えられそうなのに、頑張ろうとしません。

そう考えると、明らかに弱そうでしょう。

なぜ頑張ろうとしないのでしょうか。

それは頑張りたいと思えないからです。頑張る理由がなくなっているからです。

強い人とはどういう人でしょうか。筋肉隆々な人でしょうか。あるいは知識が豊富な人でしょうか。社会的地位がある人でしょうか。

僕は強い人とは、どんな困難にも負けず、乗り越える人であると思います。

これができていないから、うつ病患者は弱いということになるんですよね。

困難に負けてしまっているからです。諦めてしまっているからです。

だから弱いと思われるのは仕方がないでしょう。

人はどうすれば困難を乗り越えられるのか

では、人が困難に負けず乗り越える時にはどういう心の状態になっているでしょうか。

人生の途上で挫折して、もうダメだ、乗り越えられないと思ったら、もうその時点で困難を乗り越えることは不可能になります。

普通挫折すればそうなります。なにくそ乗り越えるぞとは普通思いません。だってもう絶望してるわけですから。

なぜ乗り越えようと思えるかといえば、未来に確実な希望があるからです。

わかめ🌿 on Twitter
“人間は、未来に本当に強い強い希望を持っていれば、どんな苦難も案外乗り越えられる。それくらい「希望」は大事。うつ病患者は弱いのではない、希望がないだけ。むしろ周りに当たり散らすことなく自分の中で苦悩を抱え込んで結果うつになったのなら、むしろうつ病患者は強いとさえ言える。”

希望というものは、めちゃくちゃ大事です。強い希望があれば、どんな困難も乗り越えていくことができるのです。

「山頂からの景色を見たい」「登頂した達成感を味わいたい」と思うから山を登る苦労も乗り越えられるわけです。景色なんかどうでもいい、達成感とか要らない、それなら絶対「山登りの苦労」なんて避けるに決まってます。無駄な苦労だからです。

未来に絶対成功する、歓喜を味わえるという確信が希望です。

人はやろうと思えば何でもできるものです、できないのは希望がないからです。やっても無駄だろうと思うからです。

だからうつ病患者が困難を乗り越えることができないようになってしまうのは、本人が弱いからとかそういうことではなく、未来に希望がなくなってしまうからです。

と、僕はそのように思っています。

本当はうつ病患者だって、やればできるのです。

うつ病は希望を失ってしまう病気

うつ病とは、脳の病気です。

詳しいことは僕も専門家ではないので分からないのですが、うつ病は明らかに希望を失わせます。

頭の中から希望の二字が一切なくなってしまいます

これは経験した人にしかわからないかなと思いますが、本当に希望が全くなくなってしまうのです。

健常者は、多少苦しいことがあっても「仕事終わりのビールが格別なんだよ」とか、そういう楽しみがあるから、人生を頑張れたりします。

また、ゲームがしたいとか、彼女と旅行に行きたいとか、あるいはそもそも仕事が楽しいとか。

もっと言えば「俺は未来には今よりもっと良くなる」という希望があったりする。

健常者でもそういう希望がない場合は多いかもしれません。

確かにいろんな苦労はあるけれども、生きてることそのものが、なんとなくプラスの方向に作用しているというか、知らず知らずのうちに「まぁ色々苦労はあるけれども、今生きててよかった」と思えたりするものです。だから死のうなどという発想はあまり出るものではありません。やりたいことがある以上は死ぬわけにいかないですからね。

しかし、うつ病患者は致命的です。まず希望は全くありません。この苦しみが永遠に続くように感じられます。

また、生きている事そのものが苦しくなります。食べても美味しくないし、ゲームをしても楽しくないし、漫画を読んでも全然面白くないのです。

僕は痛感しましたが、前に読んで感動した文章が、うつ病になると全然感動しなくなるんです。本当に読んでも全然心に響かないんです。

これには本当に悲しい思いをしました。もどかしい感覚でした。

だから生きていること、そのものに喜びが一切感じられなくなり、また生きていることはそのものが苦痛です。

故に特に何か大きな苦しみを受けたというわけでなくても、常に死にたくなります。

普通死にたくなるということは何か大きな衝撃があった時に限ります。

自殺するわけですから、相当なことですよ。相当なショックがあって、自殺しようと思うわけです。

しかし、うつ病患者は違います。何もないけれども、漫然と自殺しようと考えているのです。

常に理由の無い自殺願望が自分の中に充満しているのです。これを希死念慮といいます。

生きる理由がないし、生きていることそのものが苦しいから必然的にもう生きていても仕方ないと思うわけです。

ましてや生きているだけで誰かに必ず迷惑をかけてしまいます。

しかもうつ病で仕事をする気がなくなったり、誰かに頼ったりすることが多くなるわけですから、必然的に迷惑をかけやすくなってしまうので、自罰意識が強くなります。

自分が死ねばみんな楽になるだろうな、そして誰よりも自分が楽になるだろうなと思うから必然的に死のうと思うわけですね。

これがなかなか、健常者には分かってもらえないところです。

これを弟に説明しても全然分かってもらえませんでした。

「確かに苦しくて絶望感で死にたくなることもあるかもしれない。でも、今までだってそう思って生きてきて生きてて良かったと思ったんだから、これからも生きていようと思わないの?」なんて言われてしまいました。

確かにその通りです。論理的に考えてみれば今まで死にたいと思ったけれども、今日生きてて良かったと思ったわけだから死なない方がいいに決まっています。

それはわかるんですが、論理を超越しているんですよね。

感情だからどうしようもないというか、死にたいという気持ちはもう絶対に消えないのです。これは論理でどうこうできる問題ではないのです。

今死にたいが全てだから、未来に希望もないから、死にたい以外の選択肢がないわけなんですよね。

頑張れない自分を責めてはいけない

ここまで話したように、希望がないのが原因なんです。

うつ病のあなたは、本当はやろうと思えば何だって出来るんです。底力で、どんな困難も乗り越えていくことはできるんです。だって諦めなければ、途中で止めなければ、乗り越えるまでやり続ければ乗り越えられるわけですから。それで結局最後まで達成できずに死ぬこともありますが、挑戦し続けた人生というものは何もしないよりはよほど充実感があるものであると僕は信じています。(しかもそういう人は心ある多くの人から尊敬されるでしょう)

そこまでやり続けることが困難だから、乗り越えられないわけです。

それはあなたが弱いのではない、希望がないから仕方がないんです。

「絶対俺はこうなってやる、絶対に幸せになってやる。バカにした奴を絶対に見返してやる」という強い強い気持ちがあれば、案外どんな困難も乗り越えられるものです。

だから、決して自分を責めずに、必ずやろうと思えるようになる日は来ますから、周りの人は色々言ってくるでしょうけれども、自分を大事にしてあげてください。

今までずっと無理して来たからうつ病になったわけでしょう。

どんな苦労も自分の中で抑え込んで、誰かに愚痴ることもなく、堪えてきたから限界がきてうつ病になってしまった。

これ以上はダメだと体がSOSを出したわけです。

今まで自分の言いたいことを言うことができなかった、全部堪えるしかなかった。そういう自分を終わらせる時が来たわけです。

あなたは強い人

今まで誰に当たることもなく、全部自分の中で抑え込んできた。必死に耐えてきた。そんな人が弱いわけがないでしょう。普通は不安があれば誰かにぶつけてしまうものです。それをしなかったのだから、あなたはとても強い人です。

どうか自信を持ってください。でも持てなくても構いません。希望がなくてもいいじゃないですか、絶望の毎日でもいいです、生きているだけでも素晴らしいことですよ。

とは言っても、お金の問題とか、家族のこととか、そういうことがありますから、何もせずにただ生きているだけというわけにはいかないと思いますから難しい問題ですが。

うつ病の人は周りの人の意見に惑わされず、精神科医としっかり相談してきちんと治療することが大事だと思います。

死にたいと思いながら、時には多少の自傷行為などもしてもいいと僕は思いますし、ネットで誰かに相談してもいいですし、とにかくギリギリでもいいから生きてほしいなと思います。

そうは言ってもそれでも死にたいと思って自殺未遂をしてしまうこともあると思いますし、本当に死んでしまうこともあると思います。

それを否定しません。自分を否定していては、余計辛くなりますからね。

僕だって正直、もしかしたら明日には自殺してるかもしれません。コントロールできませんし、なんとか希死念慮の波をやり過ごすしかありません。

わがままになりましょう。色々言ってくる人は無視して、今までよりわがままに生きましょう。

うつがかなり良くなった僕だから言えますが、本当に生きてて良かったですよ。毎日苦しいけど、楽しいですよ。夢に向かって進む毎日は本当に楽しいです

あなたも必ずそうなります、僕が頑張って励まします。

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